無料体験講座を開催しました。石川先生から「創業の秘訣！5つのポイント」を教えていただき、夢CUBEで開店した妹尾秀美さんと奈良町工房で開店した岩本芽子さんのリアルな創業体験から身近に創業を考えることができました。

今年の無料体験講座は男性の参加者も多く、家業を継ぐ立場にある方や早期定年退職をして次のシニアライフを計画している人など、個性あふれるメンバーが集まりました。

講師で中小企業診断士の石川聖子先生からは、「そもそも、創業するってどういうこと？」という話から「3つの軸」で考えること、「創業に向けた5つのポイント」をわかりやすく解説していただきました。

先輩卒業生として、昨年、夢CUBEで「パン屋　福笑」をご夫婦で開店した妹尾秀美さん、奈良町工房で「手仕事の店　ハナテバミテリ」を開店した岩本芽子さんから創業前から創業後の現在にいたるまでの実体験を聞かせていただきました。

店舗を分け合って共同起業をしている岩本さんは、当初、相談した人に「共同起業をしてうまくいった事例を見たことがない」「絶対に揉め事になる」と、反対されたそうです。

それでも、「家賃が半分になる」「保育園の送迎や、子供の急病等で困ったとき、お互いに頼って臨機応変に対応できる」等の現実的なメリットの方が大きいと思ったので、共同起業に踏み切ったとのこと。

結果的に、店舗を分け合っていることで、デメリットもあるが、それ以上に、お互いに切磋琢磨したり、助け合えたりと、今でもメリットの方が大きかったと感じているとのこと。

母親として、妻としての仕事も抱える女性の場合、仕事にかけられる時間やパワーに限りがあります。岩本さんのように協力しあって事業を行なっていくのは、これからの女性が活躍していく時代に増えていくかもしれません。

妹尾さんは、冬の寒い時期、酵母がうまく育たず、満足のいくパンが作れずに、期間限定で店を閉じたことがあったそう。夫婦にとって勇気のいる決断だったそうです。でも、満足のいかないパンを売ることは、お客様への裏切りだと判断したので思い切って踏み切ったとのこと。

そのとき、妹尾さんは大泣きしてしまったそう。

「それまで走り続けてきましたが、私って、こんなにいろんなストレスを抱えて、それでも立ち止まって自分と向き合っている暇もなく走り続けてきたんだと気付いた。」

との言葉が感動的でした。

泣いたらすっきりして、

いろんなところに電話をかけたり、ほかのパン屋にわざわざ出向いて助言をもらったり、問題解決に取り組んだとのこと。創業するといろいろな壁や思わぬ障害に立ち向かいながら進まなければいけないということを教えていただきました。

お二人共スクールで得たことで一番大きかったのは、「仲間ができたこと」「いつでも見守ってくれる存在、横の繋がりができたこと」と、笑顔をみせていたのが印象的でした。

石川先生の講義に出てきた「継続すること」という言葉が、お二人の実体験を聞かせてもらうことで身近に感じることができ、改めて創業について考えることができました。　

堤野瑛一さん
（デザイナー・プログラマー） 2014年 卒業

フリーランスになって仕事をする中で、創業スクールの卒業生のコミュニティの中で認知を広げるきっかけを作っていただき、仕事の受注にも繋がりました。世代を超えて卒業生のネットワークができています。

リンコード・ネット

問合せ：mail@rincode.net

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碓氷 朋恵さん

（洋裁教室 代表）2017年卒業

教室を開店後も経営の方向性や事業内容のブラッシュアップなど一緒に考えていただきました。次のステージへの挑戦を提案いただき、私もチャレンジすることで、ステップアップができました。

お店：トトリエ洋裁教室

住所：奈良県奈良市富雄元町2-5-20

TEL：090-7757-1948

URL:https://www.facebook.com/totorier/