行政書士として、遺言公正証書・離婚公正証書の作成サポート、相続手続きのサポートを行う杉浦さん。新規事業の準備を進める中で諦めようかと思ったことも。考え直したきっかけは、創業スクールで書き込んだ自分の思いだったそうです。

諦めなかった理由は、スクールで書き込んだ自分の思いでした

「創業スクールなら」受講のきっかけを教えてください。

行政書士として、遺言公正証書・離婚公正証書の作成サポート、相続手続きのサポートを行っています。

「明るく・柔らかく・くじけない」をモットーに、高齢者や女性に安心していただける接客を心がけています。

高齢者向けに老いじたくの必要性や方法をお伝えする、老いじたくサポートセンターの開所に向け、現在準備中です。事務所は近鉄奈良駅から3分。奈良合同公証役場に隣接しています。

私は30代で離婚し、シングルマザーになりました。

離婚時に法律がわからなくて不安だったこと、相談先での体験、離婚後の手続きに戸惑い右往左往した経験から、同じように子どもと共に新しい人生を歩もうとしている女性の役に立ちたい！と思って、行政書士になりました。

ダウン症の息子と両親との暮らしの中で、祖父母三人の生活見守り・入院・看取りを経験しました。

行政書士業務と並行して、今までの仕事での経験・実生活での経験・これまで好きで取り組んできたことを活かし、「高齢になる前の老いへの支度」をお手伝いしたいなぁと考えるようになりました。

アイデアをどのようにカタチにしてゆけばよいのかと悩んでいたところ、創業スクールの卒業生であった母の勧めで、奈良県商工会連合会の門をたたきました。突然の連絡にもかかわらず、経営指導員の方が親身にお話を聞いて下さったこと、難しい言葉を使わず話が分かりやすかったことが決め手となり、ちょうどその年の開講前であった創業スクールに迷わずエントリーしました。

創業スクールで印象的だったことは？

石川先生のお話は、初心者でもわかりやすい内容でした。難しい言葉を使わず、なるほどと思いながら考えることができました。

参加者は男性だけではなく、女性もたくさんいました。

置かれている状況はそれぞれ違いましたが、みなさん、自分がしたいなぁと思っていることを話すときのお顔がキラキラしていました。夢を実現するために創業スクールへ来たのはもちろんですが、創業という同じ目的を持った人と出会える場所で、新しく出会った人に「私、こんなことをしています。こんなことがしたいです。」と表明すること自体にも大変意義があると感じました。胸の内にある思いを外に出すという行為が、行動につながっていくと思うからです。

石川先生をはじめ伴走支援をして下さる方々が、老若男女問わず、参加者同士で話がしやすい雰囲気を作ってくださっているのも印象的でした。

創業してみて思ったことを教えてください。

現在、「高齢になる前の老いへの支度事業」の準備を進めている段階です。一度、自分の力不足から諦めようかと思いましたが、挫けず考え直しました。考え直す際に参考になったのは、創業スクールに参加していた時に書き込んでいた自分の思いでした。前進しているようで、実は自分の根幹にあった事業への思いを置き去りにしていたことに気づきハッとしました。そこから、もう一度創業スクールで学んだことをベースに、経営指導員の方のアドバイスを受けながら、逆算してスケジュールを組みました。予定は予定。アクシデントがあり予定通り進まないこともあります。予定を立てて実行したことが常にうまくいくとは限らない、よく見てどんどん改善していかないと、いつまでも同じところを行ったり来たりする…。進み始めると夢ではなく、現実的な問題が次々と現れます。上手くいかないと落ち込むこともありますが、自分の根幹にあった事業への思いを再認識してからは、以前よりもブレずに、トラブルに対処できるようになってきたかなと思います。

創業スクールで学んでよかったな、伴走支援を受けることができるってありがたいなと実感しています。