創業スクールゲスト紹介:瀧村健治さん

日本酒の業界に入って20年。業務用酒販店で飲食店のプロを相手にお酒の相談を多く受けていた瀧村さん。蔵元を回って独学で日本酒の知識を身に着け2018年に日本酒鑑定士®協会をたちあげました。活躍の場が世界へと広がっている瀧村さんにパラレルキャリア、シニア起業で成功した秘訣をお聞きしました。    

ご縁を繋いでいくことでビジネスが広がりました。

56歳まで業務用酒販店のサラリーマンをしていた瀧村さん。日本酒や資格についての問い合わせを多く受けていました。

瀧村さん自身も日本酒の知識が得られる資格を取得。しかし、机上の理論ばかりで、実践的なことがなく2000種以上の酒をテイスティングし、「日本酒造組合中央会主催 2009年全国きき酒選手権大会」にて優勝した瀧村さんは物足りなさ感じました。

 

利き分けができる技術を伝えていかないと日本酒業界の先がないと、蔵元を回り独学で技能を教えるプログラムを開発しました。

 

講師の石川聖子先生とは、瀧村さんが主催するお酒とマリアージュの会に奥様の知人を通して先生が参加されたことがきっかけで知り合いました。その時は、どんな仕事をしている人なのかは知らなかったそうです。

 

しばらくして、奥様が団体をたちあげるならと創業スクールのチラシを瀧村さんに見せました。それがきっかけで無料体験講座に参加。「日本酒鑑定士®協会」の立ち上げに際し、一つの団体のオーナーとしての考え方を教えてもらおうと創業スクールを受講しました。

 

受講前は、なんとなく地に足がついていないと感じていた経営というものが、創業スクールを受講することで明確になったと瀧村さんは言います。卒業後は、業務用酒販店の社員として働く傍ら、日本酒鑑定士®協会を立ち上げ代表として活動するパラレルキャリア(複数の仕事を持つこと)を実践していきました。

 

現在は、お勤めしていた業務用酒販店を一旦退職し、顧問として関わっています。協会の仕事をいかして、業務用酒販店で、オリジナルPB商品純米大吟醸を作りあげたり、飲食店のプロの方の依頼で百貨店でのプレゼンにアドバイザーとして関わったり、ハワイで日本酒を使った化粧品を作るプロジェクトに参加するなど、日本酒鑑定士®協会を通じていろいろな形で新しいビジネスが動き始め厚みが出てきました。日本酒鑑定士®の認定講座もプロの方だけでなく、一般の方へも門戸を広げていく予定をしています。

 

今までにないことにも挑戦。特殊な冷却方法で中身にこだわったトレンドのお酒をメーカーに作らせて、2019年4月1日から販売開始。8月末までに2500本を販売しました。今後は輸出していく予定でアメリカ西海岸とハワイで準備をしています。

 

業務用酒販店とは、正社員時代に培ったものが協会の新事業の立ち上げに貢献したり、協会での新事業に業務用酒販店が関わったりと良い関係を築いているとのこと。勤めていた会社をやめないことで気持ちに余裕が生まれ、オーナーの感覚を持ったことで、正社員の時とは違う視点で会社に貢献することができ、どちらの仕事面にもプラスになって繋がっています。

 

超多忙な日々を送る瀧村さん。創業スクール受講時に学んだ「誰に何をどのようにを考えること」がいきていると話してくれました。

 

そんな瀧村さんから創業時から今に至るまでの体験がきける「創業スクール」1026日(土)開講。9:30-16:30まで開催されます。※受講者は先着順ではありません。申込フォームによる選考があります。

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