創業スクール2019 開催報告二日目:創業の基礎知識、支援策〜マーケティング等事業の根っこを学ぶ

スクール2回目の講座で、創業の動因(したいこと)は、周囲の理解を得るためにもしっかりと考え抜き、周りに共感されるくらいまで高めておくことが大事だと教わりました。

持続可能なビジネスにしていくための「事業の根っこ」となる部分です。

「夢をかなえるチャンス!創業スクールなら2019in大和郡山」の2日目が秋晴れの11月4日に開催されました。

1日目の自己紹介やグループワークなどで少し打ち解けてきた受講生は、9時30分の開講を前に、初日とは違う席(グループ)に着席することでまた新たな受講生との交流が生まれていきます。

午前中は「創業の支援策・基礎知識について」を学びました。

 

まずは事務局から、商工会が会員向け、創業者向けにおこなう支援施策についての説明がありました。支援メニューは税金、融資、雇用、共済、地域活性化など多岐にわたり、創業者に役立つ(メリットのある)メニューを中心に紹介されました。石川先生からは「商工会って創業するまでは入りづらい印象があるが、国の法律に基づく団体なので、心配せずに飛び込んでいけばいい」とアドバイスがありました。

 

続いて当スクール(奈良県商工会連合会)がおこなう「出口を意識した創業支援事例」や、常に見守られている安心感を生みだす「各種の情報発信ツール」の紹介のほか、毎年、奈良県商工会連合会が開催している県下最大の「ビジネス商談会」、「創業予定者のための補助金」について具体的な事例を挙げて説明がありました。

 

ここを卒業されてからずっと伴走支援を受けながら活躍している事例が、今回ご紹介しただけでも20社近くあり、当スクールが大切にしている「商工会のファンづくり」「見守らている感」の一端を感じてもらえたと思います。

 

その後、石川先生から創業時の基礎知識として「個人事業、法人事業の違い」や「法人設立のポイント」、世の中の流れとして「新たなビジネスの形(NPO法人、一般社団法人、合同会社など)」について説明がありました。

 

お昼休憩の時間には恒例の「試食」があり、今回の第1号は「マドレーヌ・コメルシーの専門店」を創業予定の受講生で、作ってきたマドレーヌを配りアンケート収集をおこないました。これも石川先生のスクールならではの「マーケティングの実践勉強」といえるかもしれませんね。

 

午後からは「自分らしい創業」を見つける(見つめ直す)ためのステップとして「できること・求められること・したいこと」の3つの軸で考えるポイントの習得をおこないました。授業では、自分自身を見つめ直し、強み(能力)を全て棚卸するためのワークや、顧客の声を集めること、社会や時代のヒズミなどに着眼する手法など、事例をまじえて学びました。

そして「なぜ創業したいのか?」「自分の信念・思い」「創業を通じて社会に貢献できること」といった創業の動因(したいこと)は、周囲の理解を得るためにもしっかりと考え抜き、周りに共感されるくらいまで高めておくことが大事だと教わりました。

 

持続可能なビジネスにしていくためには、「事業の根っこ」となる部分であり、創業の時だけでなく、この先、常に初心にたちかえる重要な考え方として受講生の頭に刻まれたことと思います。

 

次回は、いよいよ「マーケティング思考を身につける」です。こちらも超重要な考え方になります。受講生の皆様は、しっかりと体調を整えて(笑)お越しくださいね。